2025/10/1

道に迷ったおじさんを案内してあげたけれど…

  昨日、当園の小学2年生の女の子が、帰園予定の時間を過ぎても1時間程戻らず、職員が心配して探しに出ることがありました。すると約30分後、本人は何事もなかったかのように帰園。事情を尋ねると、「道に迷ったおじさんがいたので、友達と一緒に案内してあげていた」とのことでした。

   本人は良いことをしたと誇らしげな表情を浮かべていました。実際、道に迷った方を行先まで送り届けることができ、こちらが心配するような事はなかったため、本来なら「よく助けてあげたね」と素直に褒めてあげたいところです。けれども、「でもね…」と一言注意せざるを得ないのも事実。職員としては複雑な気持ちでした。

  子どもの思いやりが行動に表れたことは本当に嬉しいことですが、同時に「無事でよかった」と胸をなでおろす出来事でもありました。人の役に立とうとする優しさと、安全の確保。そのバランスの難しさを小2の子にどう説明するか、改めて考えさせられました。

   皆さんなら、この子にどんな声をかけてあげますか?