2025/4/28
|
|
鯉のぼり |
|
みなさん、こんにちは。GWも折り返しですね。 さて、五月の風が吹く園庭で、今年も鯉のぼりがゆったりと泳いでいます。 住宅事情等で最近では街で見かけることが少なくなった鯉のぼり。 こうして園庭で泳ぐ鯉のぼりを見ながら 「古から今に続く、子どもへの願い」に思いを巡らせました。 鯉のぼりに描かれる「鯉」は、鯉が激しい滝を登りきると 龍になれるという中国の故事「登竜門」に由来しているため、 「逆境を乗り越えて、大きく羽ばたく象徴」とされているそうです。 そんな話から、ふと中島みゆきさんの『ファイト!』という曲を思い出しました。 昭和の名曲ですが、最近のCMでも使われていたような…。 ~暗い水の流れに打たれながら、魚たち登って行く。 光っているのは傷ついて、はがれかけた鱗が揺れるから~ ~ファイト!冷たい水の中を、ふるえながらのぼってゆけ!~ あの歌に登場する魚は…たぶん鮭ですね。海に帰るので。 あの「流れに抗う魚の姿」は、まさに人生の象徴のようです。 人が生きていくのは、いつも穏やかな追い風ばかりとは限りません。 大切なのは「今、ここにいる子どもたち」が、まっすぐに空を目指し 泳いでいけるよう私たちが風を送り続けること。 「向かい風の時もあるけれど、それに負けずに泳ぎ切ってほしい」。 鯉のぼりを見上げながら、そんなことを考えました。 |
|